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更年期症状セルフチェック|今すぐできる更年期指数の測り方と対処法

中村 さやか / 更新:2026-06-18
更年期症状セルフチェック|今すぐできる更年期指数の測り方と対処法
ほてり、気分の落ち込み、なんだか疲れやすい。これって更年期?と気になって、まずは自分で確かめたいですよね。結論から言うと、無料でできるSMI(簡略更年期指数)というチェックで、症状の程度を点数で客観的に把握できます。

私自身も40代でほてりと不眠に悩み、最初に頼ったのがこのセルフチェックでした。点数が出ると「気のせいじゃなかった」と少し安心したのを覚えています。

この記事では、今すぐできるチェック項目と点数の付け方、結果の見方、症状が起こる仕組み、結果別の対処法、受診の目安と費用までまとめました。慌てず順番に確かめていきましょう。

更年期症状のセルフチェックとは?まず結論から

更年期症状を簡単セルフチェック!婦人科受診の目安について。
更年期症状を簡単セルフチェック!婦人科受診の目安について。

更年期症状のセルフチェックとは、ほてりや不眠、イライラといった症状の有無と重さを自分で採点し、合計点で「今の状態」を客観視する方法です。鳥取県公式サイトや女性の健康推進室ヘルスケアラボなど、公的機関でも案内されています。

更年期症状セルフチェックの意味と目的

目的はひとつ。受診すべきか、まだ様子を見ていいかの目安を持つことです。

症状はあいまいで、本人も家族も「年のせい」で片付けがち。点数化すると、自分の状態を言葉と数字で説明できるようになります。婦人科に行くときの自己申告にも役立ちます。

自分でできるチェックの代表例(更年期指数SMI)

女性向けで広く使われるのがSMI(簡略更年期指数)です。公的サイトで紹介されている女性向けSMIは10項目で構成されています。

項目には「顔がほてる」「汗をかきやすい」「腰や手足が冷えやすい」「息切れ、動悸がする」「寝つきが悪い、または眠りが浅い」「怒りやすく、すぐイライラする」「くよくよしたり、憂うつになる」などが含まれます。身体の症状だけでなく、精神的な症状も入っているのが特徴です。

セルフチェックでわかること・わからないこと

わかるのは「症状の程度」と「受診を考える目安」です。わからないのは「原因が本当に更年期かどうか」。

自治体・医療機関の案内でも、セルフチェックはあくまで目安で、診断の確定ではないと明記されています。点数が高いから即更年期障害、とは言い切れません。ここは正直に押さえておきたいところです。

今すぐできる更年期チェックシート

では実際にやってみましょう。鳥取県公式サイトでは、各項目を「強・中・弱・無」の4段階で評価し、症状の重さに応じて点数化して合計する方式が示されています。印刷用のチェックシート(女性)のPDFも公的サイトで入手できます。

今すぐできる更年期チェックシート

チェック項目と点数のつけ方

前述のSMI10項目について、それぞれ今の自分にあてはまる強さを選びます。

症状がはっきり日常に出ているなら「強」、ときどき気になる程度なら「中」、たまにある程度なら「弱」、まったくないなら「無」。直感で選んで構いません。深く考え込むより、最近1〜2週間の実感で付けるのがコツです。

更年期指数(SMI)の計算方法

各項目で選んだ強さを点数化し、10項目すべてを足した合計があなたの更年期指数になります。

項目によって配点が違うのがSMIの特徴です。ほてりや発汗など代表的な症状は点数が高く設定されています。正確な配点はチェックシートに記載があるので、公式PDFの数字どおりに採点してください。

診断結果の見方と更年期指数の目安

合計点の区分と目安は、鳥取県公式サイトで5段階に整理されています。下の表にまとめました。

更年期指数(SMI)合計点の目安
出典:鳥取県公式サイト
合計点状態と目安
0〜25点上手に更年期を過ごしている
26〜50点食事・運動などに注意
51〜65点医師の診察を受け、生活指導・カウンセリング・薬物療法を受けた方がよい
66〜80点長期間(半年以上)の計画的な治療が必要
81〜100点各科の精密検査・専門医での長期的な対応が必要

目安は51点から。ここを超えたら、自己流で粘らず一度受診を考えるラインだと私は受け止めています。

なぜ更年期症状が起こるのか(原因とメカニズム)

点数が高かった人ほど、「なぜこんな症状が出るの?」と知りたくなるはず。更年期症状は、閉経前後の時期に女性ホルモンが急に減ることで起こると公的サイト群でも扱われています。

なぜ更年期症状が起こるのか(原因とメカニズム)

エストロゲン(女性ホルモン)減少の仕組み

カギを握るのがエストロゲンという女性ホルモンです。

卵巣の働きが衰えるとエストロゲンが減ります。すると脳がホルモンを出すよう卵巣に指令を送り続けますが、卵巣は応えられない。この脳と卵巣のすれ違いが自律神経を乱し、ほてりや発汗、動悸として現れます。気分の波が出やすくなるのも、ここが関係しています。

年代別の症状の現れ方(プレ更年期・閉経前後・閉経後)

症状の出方は年代でかなり違います。

閉経の数年前、いわゆるプレ更年期は、生理周期の乱れや疲れやすさなど「なんとなく不調」が中心。閉経前後はほてりや発汗、不眠、イライラがピークになりやすい時期です。閉経後しばらく経つと、こうした症状は落ち着く一方、体の冷えや関節のこわばりなどが気になる人もいます。

更年期と間違えやすい病気との見分け方

ここは慎重になってほしい部分です。更年期とよく似た症状を出す別の病気があります。

たとえば甲状腺の病気は、動悸・発汗・倦怠感など更年期そっくりの症状を出します。気分の落ち込みが強く長引くなら、うつ病の可能性も。セルフチェックの点数が高くても、それだけで更年期と決めつけるのは危険です。だからこそ、点数はあくまで受診のきっかけとして使ってほしいのです。

チェック結果別の対処法とセルフケア

【チェックしてみて!】この症状当てはまったら更年期かも...精神科と産婦人科どちらでも相談できます! 【ハシイ産婦人科・橋井康二】
【チェックしてみて!】この症状当てはまったら更年期かも...精神科と産婦人科どちらでも相談できます! 【ハシイ産婦人科・橋井康二】

結果が出たら、次は行動です。鳥取県公式サイトでは26〜50点で「食事・運動などに注意」と案内されています。まずは生活の立て直しから。

症状が軽い場合の生活習慣の整え方

25点以下、あるいは26〜50点なら、生活習慣の調整が中心になります。

無理に頑張らないこと。私が実感したのは、睡眠を削らないだけで翌日のイライラがかなり違うということでした。完璧を目指さず、できる一つから変えるのが続くコツです。

食事・運動・睡眠でできる具体策

具体策を表にしました。どれも今日から始められるものです。

軽症のうちにできるセルフケア
分野具体策
食事大豆製品を毎日の食事に取り入れる/朝食を抜かない/カフェインを夜に控える
運動ウォーキングを1日20〜30分/軽い筋トレで冷え対策
睡眠就寝・起床の時間をそろえる/寝る前のスマホを減らす

特に睡眠。ここが崩れると全部に響きます。

女性ホルモンに似た働きの「エクオール」とは

大豆を勧めた理由がこれです。大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをするエクオールという成分に腸内で変わることがあります。

ただし、エクオールを作れる体質かどうかは個人差が大きいとされています。大豆をとっているのに効果を感じにくい人もいる。万能薬ではないと理解したうえで、食生活の一部として取り入れるのが現実的だと考えています。

婦人科・更年期外来を受診する目安と費用

セルフケアで追いつかない、点数が高い。そんなときは受診です。鳥取県公式サイトでは51〜65点で医師の診察を受けた方がよいとされ、66〜80点は半年以上の計画的な治療、81〜100点は各科の精密検査や専門医での長期対応が必要と案内されています。

婦人科・更年期外来を受診する目安と費用

受診を考えたい症状とタイミング

目安はSMI51点以上。でも数字だけにこだわらないでください。

日常生活や仕事に支障が出ている、気分の落ち込みが強い、症状が急に重くなった。こうしたサインがあれば、点数が51点未満でも受診していい。我慢が美徳になりがちな世代ですが、早めの相談で楽になることは多いです。

ホルモン補充療法(HRT)や漢方などの治療法

婦人科での主な選択肢は、不足したエストロゲンを補うホルモン補充療法(HRT)と、体質に合わせて処方される漢方です。

HRTはほてりや発汗に効果を感じやすい一方、向き不向きや副作用の確認が必要で、医師の診察が前提になります。漢方は緩やかに整えたい人に向きます。どちらが合うかは自己判断せず、専門医と相談して決めるのが安全です。

費用感・保険適用と受診の流れ

費用が心配で受診をためらう人は多いと思います。更年期障害の診察や治療は、保険診療の対象になるケースが一般的です。

流れはシンプルです。問診票やSMIで症状を伝え、必要に応じて血液検査などで他の病気との見分けをし、治療方針を決める。セルフチェックの結果を印刷して持参すると、問診がスムーズになります。具体的な金額は医療機関や検査内容で変わるため、不安なら受診前に電話で確認しておくと安心です。

男性更年期(LOH症候群)のセルフチェック

更年期は女性だけの話ではありません。男性にも、男性ホルモンの低下による症状が起こることがあり、LOH症候群と呼ばれます。SMIを案内する公的・医療系サイトでも、更年期は閉経前後の女性に限らず幅広く扱われています。

男性更年期(LOH症候群)のセルフチェック

男性更年期の特徴とチェック項目

男性の場合、やる気が出ない、疲れやすい、集中できないといった症状が前面に出やすいのが特徴です。

女性のように閉経という明確な区切りがなく、ゆっくり進むため気づかれにくい。「最近どうも調子が出ない」が長く続くなら、年齢のせいと片付けず一度立ち止まってほしいところです。

女性更年期との違いと相談先

大きな違いはホルモンの減り方です。女性は急激に、男性はゆるやかに減っていきます。

相談先は、泌尿器科やメンズヘルス外来。女性が婦人科、というのと同じ感覚で、まず専門の窓口に行くのが近道です。パートナーの不調に気づいたら、受診を勧めてあげてください。

体験談に学ぶ症状イメージと家族の支え方

こんな症状は更年期障害かも!?症状セルフチェックや治療・仕組みを医師がわかりやすく解説!
こんな症状は更年期障害かも!?症状セルフチェックや治療・仕組みを医師がわかりやすく解説!

数字だけでは伝わらないのが、更年期のしんどさです。ここは私自身の経験も交えて書きます。

当事者の体験から見える症状の実際

私の場合、いちばん困ったのは夜中に何度も目が覚める不眠でした。

日中は突然のほてりで会議中に汗が止まらず、気分の浮き沈みも激しい。「自分が自分でないみたい」という感覚が、いちばんつらかった。SMIで点数を出して「これは更年期の症状なんだ」と分かったとき、自分を責めなくて済むようになりました。

パートナーや家族ができるサポート

家族にしてほしいのは、まず「気のせい」「年のせい」と言わないことです。

症状は本人にもコントロールできません。イライラを人格のせいにされると、よけいに追い詰められます。受診に付き添う、家事を一つ引き受ける、ただ話を聞く。小さな理解が、想像以上に支えになります。SMIの結果を一緒に見るのも、状態を共有するいい方法です。

更年期症状セルフチェックのよくある質問

最後に、読者からよく届く疑問を3つにしぼって答えます。

更年期症状セルフチェックのよくある質問

よくある質問

セルフチェックとは結局どういうもの?
ほてりや不眠、イライラなどの症状の重さを自分で採点し、合計点で状態を把握する方法です。女性向けにはSMI(簡略更年期指数)という10項目のチェックが公的サイトでも案内されています。ただし診断の確定ではなく、受診の目安として使うものです。
セルフチェックの費用はかかる?
自分で行うセルフチェック自体は無料です。鳥取県公式サイトなどでチェックシートのPDFを入手でき、印刷して使えます。費用がかかるのは、その後に婦人科を受診して検査や治療を受ける場合で、更年期障害の診療は保険診療の対象になるケースが一般的です。
セルフチェックの始め方は?
公的サイトのSMI10項目を見て、各項目を強・中・弱・無の4段階で評価し、点数を合計するだけです。最近1〜2週間の実感で付け、合計が51点を超えたら受診を検討する目安にしてください。結果を印刷して婦人科に持参すると問診がスムーズです。

点数が高くても、それは「あなたが弱いから」ではありません。体の中で起きている自然な変化です。まずは無料のチェックで現状を知り、つらいなら専門家を頼る。その一歩を、今日のうちに踏み出してもらえたらと思います。

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中村 さやか

女性誌・健康メディアでの編集・執筆歴12年 ・ 婦人科・漢方クリニックへの定期取材実績あり
女性誌編集・ライター歴12年

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