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更年期障害の治療費はいくら?治療法別の費用を徹底比較

中村 さやか / 更新:2026-06-18
更年期障害の治療費はいくら?治療法別の費用を徹底比較
更年期で病院に行きたいけれど、「治療費がいくらかかるのか分からなくて踏み出せない」——私自身が40代で症状に悩んだとき、まさにここで足が止まりました。結論から言うと、保険診療のホルモン補充療法(HRT)や漢方なら月2,000〜5,000円程度で続けられます。

一方で、プラセンタやサプリなど自由診療を選ぶと費用は一気に跳ね上がります。安さだけで選ぶと「思っていたのと違う」と後悔しやすいのも、この分野の難しさです。

この記事では、治療法ごとの費用を同じ目線で比較し、初診・検査の内訳、月額と年間の総額モデル、使える節約制度まで、家計と照らして判断できる材料をまとめました。

更年期障害の治療法と費用の全体像

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更年期障害の治療は、大きくホルモン補充療法(HRT)・漢方薬・カウンセリングの3本柱で進みます。これに自由診療のプラセンタ注射などが加わるイメージです。

費用が大きく変わる分かれ目は、保険診療か自由診療か。ここを最初に押さえておくと、後の比較がぐっと楽になります。

治療法別の費用を比較

ここがこの記事の中心です。HRT・漢方・プラセンタ/サプリを、費用・保険適用・特徴という同じ観点で並べました。検証済みの費用目安だけを使っています。

治療法別の費用を比較
治療法別の費用比較(更年期障害)
金額は医療機関・薬剤・投与法で差があります。保険診療は自己負担3割が前提です。
治療法保険適用費用目安(月額)特徴
ホルモン補充療法(HRT)あり(3割負担)約2,000〜5,000円症状全般に効果が期待でき、保険で続けやすい
漢方薬(保険)あり(3割負担)診療費含め月2,000〜5,000円体質に合わせて選べる。穏やかに整える
漢方薬(自由診療)なし12,000〜30,000円/月以上保険適用外の処方では費用が大きく上がる
カウンセリング(自由診療)なし3,000〜10,000円心理面のケア。医療機関により別途設定
プラセンタ注射自由診療が多い1回500円〜、または5,000〜10,000円以上医療機関で費用差が大きい

表のとおり、HRTの保険適用時は月1,000〜2,500円程度、または月3,000〜5,000円程度という案内もあります。投与法や薬剤で幅が出ます。

正直に言うと、私が最初に驚いたのは漢方の費用差です。保険なら月数千円なのに、自由診療だと月3万円を超えることもある。同じ「漢方」でも、保険が効くかどうかで桁が変わります。

プラセンタ注射は1回500円という案内もあれば、自由診療の注射・クリーム類で1回5,000〜10,000円以上という案内もあります。価格の振れ幅が大きいので、受診前に必ず確認してください。

なお低用量ピルは、更年期症状への対応で使う場合でも案内上は保険適用外です。ここは見落としやすいポイント。

こんな人にはこの治療、を私なりに整理すると——費用を抑えて続けたいならHRTか保険適用の漢方。体質をじっくり整えたいなら漢方。即効的な疲労感ケアを試したいならプラセンタ、ただし自由診療の費用は覚悟が必要です。

初診から継続まで費用の内訳と総額シミュレーション

月額だけ見て安心すると、初診と検査でつまずきます。初診時は診察・血液検査・超音波内診を含めて自己負担1万円以上になるケースがあるからです。

初診から継続まで費用の内訳と総額シミュレーション

検査ごとの単価も押さえておきましょう。ホルモン検査は保険適用なら約5,000円前後、自由診療だと10,000〜20,000円程度という案内があります。

初診・検査・継続費用の内訳イメージ
自己負担額。医療機関・検査内容により変動します。
項目費用目安補足
初診(診察+血液検査+超音波内診)1万円以上のケースあり検査が重なると初回は高くなりやすい
ホルモン検査(保険)約5,000円前後保険適用の場合
ホルモン検査(自由診療)10,000〜20,000円程度自由診療の場合
HRT継続(保険)月2,000〜5,000円程度診療費+処方料+薬代

これをもとに総額をざっくり試算してみます。HRTを保険診療で続ける場合、初診で1万円前後、2か月目以降が月3,000円とすると——半年で約2.5万円、1年で約4万円が一つの目安です。

通院頻度でも負担は変わります。安定期に入って2〜3か月に1回の再診になれば、月あたりの負担はさらに軽くなります。最初の数か月は通院がやや多め、と見込んでおくと安心です。

参考までに、ある医療機関の紹介では、更年期障害の月額費用の平均は医療機関受診で3,622.1円、自分で対処した場合で4,638.9円という調査結果が示されています。受診した方が安く済むケースもある、という点は意外でした。

保険適用の条件と費用負担を軽くする制度

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保険が効くかどうかで費用は大きく変わります。診察・漢方療法・HRTには健康保険が適用され、自己負担は通常3割です。

一方で、低用量ピルやプラセンタ注射、自由診療のカウンセリングなどは保険の対象外になりやすい。ここが「保険が効くケース/効かないケース」の線引きです。

保険が使えるケース・使えないケース
区分具体例
保険が使える診察、HRT、漢方療法(保険処方)、保険適用のホルモン検査
保険が使えない(自由診療)低用量ピル、プラセンタ注射の一部、自由診療の漢方、更年期カウンセリング

年間の医療費がかさんだら、医療費控除も使えます。1年間の医療費が10万円、または総所得金額等の5%を超えた場合が対象です。家族分も合算できるので、領収書は必ず取っておきましょう。

薬代を抑えたいなら、ジェネリック医薬品を選べないか医師・薬剤師に相談を。継続する治療ほど、この差が積み重なります。

民間医療保険で更年期障害の治療がカバーされるかは、契約内容次第です。通院治療や自由診療は対象外のことも多いので、加入中の保険会社に「更年期治療は給付対象か」を直接確認するのが確実です。

医療機関やオンライン診療で費用はどう変わるか

同じ治療でも、どこで受けるかで負担感は変わります。個人クリニックは相談料やカウンセリング料を別途設定している場合があり、総合病院は検査が充実する分、初診の検査費が重なりやすい傾向があります。

医療機関やオンライン診療で費用はどう変わるか

オンライン診療は通院の時間と交通費を抑えられるのが利点。ただし対面と費用が同じとは限らず、自由診療扱いになる場合もあります。費用差はクリニックごとに差が大きいので、予約前に「保険診療か」「初診料はいくらか」を必ず確認してください。ここは要確認です。

何科を受診すればよいか迷う方へ。基本は婦人科(女性外来)です。心の不調が強いときは心療内科と連携している医療機関を選ぶと、カウンセリングまで一カ所で受けやすくなります。

費用面で治療を続けるための工夫と実例

治療は続けてこそ効果が出るのに、費用で挫折してしまっては本末転倒です。続けるコツは、保険診療を軸にすること、ジェネリックを検討すること、安定したら通院間隔をのばすこと。この3つでかなり負担は変わります。

費用面で治療を続けるための工夫と実例

ケースで考えてみます。HRTを保険診療で続けるAさんの場合——初診で約1万円、その後は月3,000円前後。3か月目から2か月に1回の通院になり、1年間でおよそ4万円前後に収まる計算です。

対して、自由診療の漢方を選んだBさんは月12,000〜30,000円。1年で15万円を超えることもあります。同じ「更年期治療」でも、選び方で年間の差は10万円以上。これが現実です。

セルフケアやサプリで済ませる手もありますが、前述の調査では自分で対処した場合の月額平均が4,638.9円と、受診より高い結果も出ています。サプリは保険が効かないぶん、積み上げると意外と高くつく。私は「まず受診して保険診療を試す」ほうを勧めます。

更年期障害の治療と費用に関するよくある質問

更年期の症状におすすめの市販薬#更年期
更年期の症状におすすめの市販薬#更年期

最後に、読者の方からよく聞かれる費用まわりの疑問を、検証済みの数字でお答えします。

よくある質問

更年期障害ではどんな検査をしますか?
問診に加えて血液検査やホルモン検査、超音波内診などを行います。ホルモン検査は保険適用なら約5,000円前後、自由診療なら10,000〜20,000円程度という案内があります。初診は検査が重なり、自己負担1万円以上になるケースもあります。
治療を安く始める方法はありますか?
保険診療を軸にするのが基本です。診察・HRT・漢方療法は健康保険が適用され、自己負担は通常3割。月2,000〜5,000円程度で続けられます。薬はジェネリックを相談し、年間医療費が10万円または総所得の5%を超えたら医療費控除も活用できます。
治療はどのくらいの期間続きますか?
症状や治療法により異なり、一概には言えません。安定すれば通院間隔が2〜3か月に1回へと広がり、月あたりの負担は軽くなります。継続費用の見通しを立てたいときは、初診時に医師へ通院頻度の目安を確認しておくと安心です。

費用が心配で迷っているなら、まずは婦人科で保険診療の相談から。私もそうでしたが、「いくらかかるか分からない」という不安は、初診で内訳を聞くだけでかなり消えます。

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中村 さやか

女性誌・健康メディアでの編集・執筆歴12年 ・ 婦人科・漢方クリニックへの定期取材実績あり
女性誌編集・ライター歴12年

自身も40代で更年期症状を経験したことをきっかけに、婦人科専門医への取材や最新の医療情報をもとに、同世代の女性が安心して読める記事を届けることを心がけています。読者と同じ目線で「これは病院に行くべき?」という疑問に、根拠をもってお答えします。

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